福そば、人形町の細やかな仕事が光る立ち食い蕎麦屋

店名:福そば
住所:東京都中央区日本橋人形町1丁目16-3
電話:03-3662-1138

人形町はオフィス街でもあるが、水天宮がほど近いことや新参者を始めとしたドラマ撮影が盛んでもあることから、観光地としての色合いも濃い。
そのためか、人形町界隈のランチ事情はちょっと財布には厳しめになりがちだが、そんな中でこの福そばは庶民の味方。

しかも、福そばはただ安いだけの立ち食い蕎麦ではない。
福そばは、随所に細やかな「いい仕事」が光るのだ。

暖かい蕎麦の時は、蕎麦の湯切りをする手の反対側では、熱いお湯で器を温めている。
(温度を調べた訳ではないが、大将の手が赤くなるほどには熱い)

冷たい蕎麦は流水で洗うだけでなく、その後氷水でキッチリ締めるいわゆる「二段締め」。
ワンコイン以内の立ち食い蕎麦で、この仕事はニクイ。

福そばの天ぷらは、10種類ほどのなかから好みで選べる。
揚げ立てがあれば、そちらから先に出してくれる気配りも嬉しい。

また、立ち食い蕎麦では(関東では?)やや珍しい、紅しょうがのかき揚げを出しているのもポイント。
ピリッとした辛みがそばつゆによく合う。
もちろん、このそばつゆが美味いことは、福そばの仕事の細やかさからすれば当然とも言えるだろう。

福そばの大将の客覚えがすごく、多くの客に「いつものでよろしいですか?」と聞いている。
裏を返せば、覚えられるほど通ってしまう(同じものを頼んでしまう)魅力があるということだ。
たかが立ち食い蕎麦と侮らず、福そばに是非一度訪れてみてほしい。